初めまして、龍谷地方創生プロジェクトに所属する一回生のsoraと申します !今回私は、京都市左京区の最北端に位置する久多という地域を訪れ、毎年8月23日に行われる伝統的なお祭り「久多の松上げ」(別名:チャチャンコ)に参加してきました !
久多の松上げは室町時代以前から続くとされるほど歴史の長いお祭りで、女性は参加できない「女人禁制」が今も厳格に守られています。「チャチャンコ」という別名は、鉦や太鼓を叩く拍子に由来しており、初めはゆっくりとしたリズムで鳴らし、松を上げ始めると速いリズムで場を盛り上げます。本番でその拍子を間近で聞いたときは、リズムの変化とともに場の空気が一気に高まっていくのを肌で感じました。昔は作業中に女性が通ると松が上がらないと言われ、女性は川向いを通って松場を避けたそうです。

参加を決めた当初は、うまく投げられなかったらどうしよう、怪我をしないか、逆に相手に怪我をさせてしまわないか、と不安が募り、参加しなければよかったと少し後悔することもありました。しかし、当日になると不思議と不安は消え、緊張しながらも準備を手伝いました。水に浸したフジの木を叩いてトロギを縛る紐を作ったり、道具を運んだり、杉の葉を傘の中に詰めたり、炎天下での作業はなかなか大変でした。特にフジの木を叩く作業は、木を回しながら力いっぱい振り上げなければならず難しく、力の足りない私はすぐに疲れてしまい、交代しながら紐作りを続けました。

午後はトロギを立てる作業がメインで、私は立ち上がる様子を眺めていました。立ち上がったトロギを見た時に感じたのは、「本当にこの高さまで上松を上げられるのだろうか」ということでした。その後、何度か投げる練習をしましたがなかなか高く飛ばせず、それでも地元の方々から投げ方を教わったり、村留学中の大学生と交流したりできたことがとても嬉しかったです。

本番では法被とヘルメットを身につけ、火を灯した上松を、周囲の様子を確認しながら投げました。自分は一度も入れることはできませんでしたが、トロギの上で火が燃え上がる様子は映像で見るよりずっと迫力があり、参加して良かったという満足感と充実感がこみ上げました。
この経験を通じて、久多という地域がどのような場所かを深く知り、その魅力を肌で感じることができました。準備から本番まで一つひとつの作業に地域の人々の思いが込められていると実感し、とても貴重な学びを得ることができました。今後もさらに久多と関わっていけたらと思います。

